コラム

販促とマーケティングの違いは?
施策の例と事例をご紹介

2023/2/21

企業の販売やマーケティングに関わっている方は、日ごろから販促、マーケティングという言葉をよく使っているのではないでしょうか。「売上を上げる」という大きな目標は当たり前にわかっていても、いざ説明するとなったとき、販促とマーケティングの定義や違いを明確に説明できるでしょうか。今回は、現在の販促施策やマーケティング施策の見直しを図り、より効率的な施策にするためにも、今一度これらの単語の意味・目的・定義を整理し、施策例までご紹介したいと思います。

目次

1.販促とマーケティングの違い

一般的に類義語のように扱われがちな「販促」と「マーケティング」ですが、実は規模感が大きく異なります。マーケティング施策の中に販促施策が入るというイメージで、マーケティングは「売るための仕組みづくり」という定義付けができるのに対し、販促は売るための具体的な活動全般を意味します。そのため、マーケティングの目的は「継続的に利益を確保する」ことですが、販促の目的は「顧客や見込客の購買意欲を高め、購買させる」ことにあります。

2.販促施策の例

では、具体的にどんな施策があるのか、販促とマーケティングそれぞれ紹介していきたいと思います。販促施策では主にオンラインとオフラインの施策がありますので、順に説明していきます。

オンライン販促施策

オンライン販促でよく使われるのは、SNS・自社WEBサイト・メール・アプリなどです。スマホの普及に伴い、これらを使ったさまざまな販促施策が展開されるようになりました。手軽に情報を発信できる反面、受け取る消費者も手軽に情報を削除できてしまうため、一般的に反応率があまり高くないのが課題点です。

オフライン販促施策

オフライン販促でよく使われるのは、チラシ・ポスター・DM(ダイレクトメール)などです。オンライン販促とは違い、手元に紙媒体で残るものが多いため、自然に閲覧率が高くなるという事が大きな特徴です。以前は効果測定ができないことなどから、オンライン広告に劣る媒体という見解も見られましたが、最近はQRコードなどからデジタルへ誘導し、消費者の反応を測定できること、そして閲覧率が高いことが理由となって、一度辞めていたけれども活用を再開する企業が増えてきています。印刷や送付の工程があるため、情報発信の速さはデジタルに劣りますが、手元に届いた時の温かみ、信頼性、記憶への定着の優秀さから、消費者の購買意欲に繋がる要因がたくさんある媒体として認識されています。特に、宛名が記載されて手紙のように手元に届くDMは、今人気を博しています。

3.マーケティング施策の例 

マーケティング施策では、近年MA(マーケティングオートメーション)が人気です。WEB上でどんな行動をとった人に、どんなコンテンツやメッセージを送るのか、シナリオに沿って自動的にコミュニケーションを取れるため、多くの企業がMAツールの導入を進めています。他には、SEOで検索サイトに上位表示をさせ、WEBサイトへの流入を促進したり、CRM(顧客管理システム)を導入して顧客のデータを一括で管理し、一人ひとりのお客様との適切なコミュニケーションを目指す企業が増えてきています。

4.マーケティングの仕組みづくりがあって、販促が生きる

ここまで販促施策とマーケティング施策の違いについてお話してきましたが、マーケティング施策の中に、具体的な販促施策があるという事をご理解いただけましたでしょうか。お察しのとおり、販促施策には継続的で膨大なコストがかかります。当グループはチラシ、ポスターなどの販促施策を印刷という形で長年お手伝いして参りましたが、最近はそれらの効果をもっとあげるために、マーケティングの仕組みづくりからお手伝いをしています。LINEを使った、集客・CRM構築・顧客維持対策を全て賄える販促サービスや、シナリオ通りに自動で紙パーソナライズDMを印刷・送付する「Pin-Pon DM」もご用意しております。「売れる仕組み」を整え、継続的な利益を生み出せるようパートナーとしてご提案させていただきますので、お悩みはぜひ当グループまでご相談ください。